LICHT ADEL [リヒトアデル]Order Meeting VO/3

お知らせ

こんにちは、早いもので3月も今日が最終日です、今年は桜の開花がいつもより遅く来週あたりが広島でも見頃をむかえるのでしょうか?

3月は各売り場でも色々と好評イベントを開催させていただきありがとうございます。

2F売り場の方では昨年の10月に開催させていただきましたレザーウェアブランド LICHT ADEL Oreder Meeting(受注会)を企画しております。

LICHT ADEL Oreder Meeting VO/3

2024/4/13sat-14sun

”長く寄り添える相棒を見つけに来てください”

レザーウェアといえば男の憧れや浪漫が詰まった一張羅的なアイテムです。
あのロックスターやあの映画で見かけた名俳優のワンシーンに出てくるスタイリングなど思い浮かぶレザーウェアもたくさんあるのではないでしょうか?

僕の中では、ピストルズのシドビシャスが来ていたダブルのライダースや、映画のバッファロー66でビンセントギャロの着ていた何ともいえない淡い色の細身のシングルなどあげ始めるとキリがないほど出てきます。

昔からレザーウェアは"長く寄り添える相棒"として使い込むほどに味わいが増し肌に馴染み柔らかくなり相棒のような存在となります。
そして育ったレザーウェアは自分の子供などに受け継いだりするような男のアイコニックなウェアとして人気があります。


レザーウェアと言っても様々ありますが、大手アパレルブランドが出している製品では比較的軽くて安価なシープやラムの革を使用したものがほとんどです。

革素材全般に言えることですが、まずは素材として 牛革なのかそれ以外かの選択肢があります。

革の特性上、軽さや柔らかさを目的とするなら牛革以外の選択肢もありだと思いますが、ここで言う"長く寄り添える相棒"というテーマにおいてはやはり牛革という選択肢がマストではないかと思います。

色々なライダースを見てきて袖を通してきましたが、ルイスレザー、666、ショット、バンソン etc 牛革を使ったモデルがやはり年代物として古着などで見かけることが多く状態としても良く残っているのは証明されていると思います。

その他、ホースハイドと呼ばれる馬革なども一例に挙げられますが個人的な見解では牛革が良いと思います。

Beppin-tenでは、Bagを多く扱って経年変化などもたくさん見てきましたがやはり牛革が一番雰囲気がありますね、一部クロコなども比較例に挙げれますが今回のレザーウェアという選択肢においてはクロコは癖が強すぎることや価格が夢のような価格のため割愛いたします。

そして素材の次に大事なのがどのような工程で鞣されて仕上げされているのかです。
ここもかなり重要です。

大まかに分けると、タンニン鞣しとクロム鞣しに分けられますがどちらにもメリットとデメリットがあります。

タンニン鞣しで言うと古くから皮から革にしていく工程として受け継がれている技法です。
一番古くはベジタブルタンニン鞣しと呼ばれる技法は紀元前600年頃からあった伝統的な技法のようで本格的に鞣しにタンニンが使われ始めたのは、約200年前のイギリスから工業製品素材として扱われるようになったみたいです。


かなり奥の深い話になるので簡単に説明するとタンニンと呼ばれる自然由来の素材を使用してゆっくり時間をかけて皮の腐敗などを防ぎ僕たちの身の回りの製品として使える革にしている技法です。


自然の植物から抽出したなめし剤を使用しているので、革が持つ表情や風合いが残り、エイジング(経年変化)を楽しめ 使えば使うほどに艶が増し、色も濃く深くなっていき革の成長を楽しみながら使うことが出来ます。



そうすることにより、革の厚みも十分に得られ革本来の味わいと呼ばれるエイジングを楽しめる素材になります。
仕上げにオイルを入れたり、ワックスで加工したりすることにより革表面に艶の膜がでるようなエイジングが楽しめます。

もう一方のクロム鞣しではクロムと呼ばれる金属製の薬物を使用して鞣しています。
比較的身近な革素材はクロムで鞣したものがほとんどです、クロム鞣しは大量に時間短縮して皮を革に加工できるため大量に生産できることや軽さや柔らかさを出せる利点もある技法です。

その一方でエイジングはあまり望めません、長く使用することにより革の染色が落ちていき下地が出てきて味というよりはヤレと表現される見た目にあまり良い変化を起こさないことが多いです。

ですが、アンチエイジングと呼ばれる見た目に上品さを保ったままで色の褪色も遅らせる技術で一流の革素材と呼ばれるものもクロム鞣しに存在しますのでどちらが良いと言うものでもありません。

ここで言う”長く寄り添える相棒"という表現では ベジタブルタンニン鞣しを施した牛革の素材でできた製品が一番の提案のように思います。

日本では数少ないベジタブルタンニン鞣しの牛革を使用したレザーウェアなどを展開しているLICHT ADEL のレザーウェア。デザインや形などもシングルからダブル、 ノーカラーなど色々と自分に合わせて選ぶことができ、カラーなども展開色のなかで選択できます。

日本製で贅沢な素材というよりは長く寄り添える相棒として育てて行けるほどの一流素材を使って作る製品のため決して安価ではありませんが、確実に満足のできる製品だと思います。


今回もディレクターの土師 光貴氏も在店してお客様に合わせたフィッティングやご相談とご提案させていただきますので宜しくお願いいたします。

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