引き算の美学

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本日で8月も最終日です、明日から9月で今年も残すところ3カ月と思うとあっという間ですね、今年も思い残すことなく有意義な時間にしたいと思うこの頃です。

今日は mens アイテムの方から人気ブランド WILD SWANSのおすすめアイテムのご紹介です、モンパルナスというシリーズの LIBEROという形です。

素材は最高級の素材,イタリアの先進気鋭なタンナーが作るレザーを使用しています、イタリアは古き良き伝統を重んじて革作りをしている良いタンナーが有名ですが、ボナウドは特殊なラボのような実験室を連想させる革工場ああり、既成概念にとらわれず最も優れたレシピは何かを研究しているタンナーだと思います。

この素材は、イタリアでは珍しくクロム鞣しです、クロム鞣しとは薬品を用いて皮を
革にしやすく大量生産に適した作りですが、その反面にナチュラルな革の表情が出にくくなりますが、ボナウドの出した答えは、クロム鞣しを長い期間熟成させるでした。
熟成室を作り、そこに数カ月クロムがしっかりと革に浸透するように寝かせるのです。

今は、ワインの熟成や食肉の熟成などはよく耳にしますが、革を熟成させるのは初耳でした、そうすることにより革の厚みは残しながら独特なモチっとした高級皮革にあるタッチ感が生まれ、革の引っ張られることにより伸びたりすることが、限りなく少なくなるという魔法のような加工を施しています。

なかなか伝わりづらいかもしれませんが、百聞は一見にしかず、ぜひ手に取って触っていただければ納得していただけるかなと思います。

この素材は某有名インポートシューブランドなどがすでに使用している素材のようですが国内のブランドではWILD SWANSが初のようです。

素材の説明が長くなりましたが、LIBEROという形はシンプルなトートバッグのデザインでフレンチ料理屋、日本料理にある素材の良さを最大限に生かすというWILD SWANSの隠れた思いが詰まった形ではないかなと思います。

ファッションもいろいろなものを足すのではなく引き算の美学という考え方もあるので大人なコーディネートに加えてみてはいかがでしょうか?

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