1950年代初頭に製造されたU.S. AIR FORCEのナイロン製飛行服“FLYING SUIT / TYPE K-2A”のディテールをモチーフに、ミリタリーギアの持つ最大の特性である「実用性・機能性・耐久性の高さ」に焦点を当てたトータルシリーズです。
特設ページ:
https://www.yoshidakaban.com/special/pfa.html
本シリーズのマテリアルは当時のフライングスーツから着想を得て、メイドインジャパンの高い技術力で糸から組織まで新たに開発した完全オリジナルです。摩擦や屈曲性に強く滑らかで光沢感のあるナイロンフィラメントを高密度かつ軽さを兼ね備えたオックスフォードピケ調に織り上げました。表面にはシレ―加工を施し、独特な光沢感とハリ感を持たせています。
各アイテムには当時の軍用品にみられたディテールを随所に採り入れながら、日常生活にフィットした仕様を散りばめました。メインファスナー部にはワイヤー・オートマチックスライダーにフルタンニングのカウハイドレザープルを取り付け、その他のファスナー部にはオリジナルで製作したPORTER刻印を施したセミオートマチックスライダーの引手を採用しました。ストリングストラップ(17043)以外の全型に、軍の物資を調達する際の規格が記載されたウーブンラベルをモチーフにしたオリジナルのスペックタグを縫い付け、さらに国籍や部隊を記したインシグニアをベースにしたオリジナルインシグニア“P.Y. AIR FORCE”のプリントを施しました。
ファスナー以外の金属パーツには現在米軍でも使用しているセラミックを主成分とした特殊なコーティング剤“CERAKOTE”を採用しました。MA-1の初期モデルに用いられた酸素マスクのコードをクリップで固定するためのオキシジェンタブは、スマートフォンなどを収納可能なポケットにしました。
ショルダーストラップは一般的なパーツとテープの組み合わせを独自の仕様で縫製し、ワンアクションで滑らかな調節が可能な画期的なシステムを開発しました。
■特許第6698930号/意匠第1659605号
当時のU.S.AIR FORCEの兵士達はフライトジャケットや機体のボディに、家族や恋人、故郷に思いを馳せ、各々のカスタムペイントをしていました。本シリーズではそのカルチャーから着想を得て、ピースで愛嬌のある2匹の“PILOT DOG’S”をオリジナルのピンナップドッグとして採用しました。このアートはロンドンを拠点に活躍するグラフィックアーティストの「Russell Maurice」氏に作成を依頼しました。全型に“PILOT DOG’S”のステッカー付下げ札が付属します。
※CERAKOTE(セラコート)
セラミックを主成分とした特殊なコーティング剤。耐熱・耐摩耗・耐久性・耐溶性に優れ、米軍の指定するミルスペックをクリア。加工物への密着性が極めて高くキズに強く剥がれにくい。密着性の高さから塗料の下に水分が入り込みにくいため腐食しづらく断熱性が高いため自動車やバイクのエンジン回りの耐熱塗装にも用いられています。
https://www.cerakote.com/