「リバティ」と聞くと花柄をイメージされる方が多いと思いますが、実はイギリス・ロンドンにある老舗百貨店のことを指しています。その歴史は古く、1875年に実業家アーサー・リバティ氏が東洋の装飾品や美術品などを扱う小さなお店をオープンしたのが始まりです。リバティ氏は、当時のヨーロッパではとても貴重だった東洋の製品を独自のセンスで仕入れ、あらゆる室内装飾品を充実させて事業を拡大しました。
その後、「モダンデザインの父」と呼ばれるウィリアム・モリスなど著名なデザイナー達と様々な交友を深め、リバティ百貨店をロンドンで一番格式のある最もおしゃれな店として確立していきました。
それに伴い居心地のいい雰囲気のディスプレイで人気を博し、オリジナル商品を多数製作、販売してきました。
その中で最も有名なのが「リバティプリント」です。
リバティプリントは元々、日本の絹織物からインスピレーションを受けたと言われており、アールヌーボー柄や小花柄、植物やペーズリーなどが繊細なラインで描かれています。また、リバティプリントの柄には全て名前がついており、人名や植物の名前が圧倒的に多く使われているのが特徴です。
そしてもう一つ特徴として、小さな柄が描かれているという共通点があります。これは天然繊維の宿命とされている布のシワを目立たなくするという、デザイン性だけでなく機能性も優れているという事を表しています。
今回期間中、多数のリバティアイテムを揃えております。
ほとんどの方が一度は目にしたことがあるリバティプリント。
なんとなく柄が可愛くて、リバティプリントの生地を使った商品を購入したことがある方も、その長く、深い歴史や背景を知ることで、新たな視点でさらに楽しんでいただけたらと思います。
ご来店心よりお待ちしております!
なお、5月3日〜5日 本店 +3 マンスリーイベントを行なっております、期間中はドリンクサービスを行なっております。
今回のドリンクはコーヒー(アイスコーヒー、アイスカフェラテ、ホットコーヒー)とラスクをご用意しておりますので、ぜひそちらも宜しくお願いいたします。